IllustratorとWebで色が違う原因は?AdobeRGBとsRGBの違いと対処方法

Illustratorで作成されたデザインカンプを元にコーディングした際に、

  • 「同じ色コードなのに見た目が違う」
  • 「Illustratorで書き出した画像の色もズレている」

といった経験はないでしょうか。

実際に私もこの問題に直面し、原因の特定に少し時間がかかりました。 結論から言うと、この現象の原因はカラースペース(色空間)の違いです。

本記事では、色ズレが発生する原因と具体的な対処方法、再発防止のポイントをまとめます。

色の数値は同じなのに見た目が違う

Illustratorで支給されたデザインを元にWebページを作成したところ、見た目の色が異なることに気づきました。

しかし、デザインカンプとWebページで指定しているカラーコード(例:#3366CC,#E48145)は同じです。

さらに、Illustratorから書き出した画像も、ブラウザで見ると色味が変わっているように見えました。

原因はカラースペース(AdobeRGBとsRGB)の違い

この問題の原因は、デザインデータのカラースペースにあります。

IllustratorのデータがAdobe RGBで作成されていた場合、Webで表示するとsRGBに変換されるため、同じ数値でも色が異なって見えることがあります。

カラースペースの違い

  • Adobe RGB 印刷向けの色空間。色域が広く、鮮やかな色を表現できる
  • sRGB Webブラウザや一般的なモニターの標準。Web制作ではこちらが前提

この2つが混在していると、数値が同じでも見た目が変わるという現象が起きます。

対処方法:Illustratorのカラー設定をsRGBに揃える

Illustratorの設定を変更することで、色ズレを解消できます。

設定手順

  1. メニュー「編集」→「カラー設定」を開く
  2. 作業用スペース(RGB)を 「sRGB IEC61966-2.1」に設定
  3. カラーマネジメントポリシー(RGB)を 「作業用スペースに変換」に変更
  4. Illustratorを再起動

この設定に変更すると、Illustrator上の色がsRGB基準に揃います。

その後、Web側のカラーコードも合わせて調整すると、見た目のズレはほぼ解消されます。

再発防止のチェックリスト

同様のトラブルを防ぐために、以下を事前に確認しておくと安心です。

  • Illustratorのカラーマネジメントを「作業用スペースに変換」にする
  • デザイナーに「sRGBで制作してください」と伝える
  • 受け取ったデータのカラーモードを確認する (Illustrator:ファイル → ドキュメントのカラーモード → RGBカラー)

まとめ

Web制作では、sRGBが前提のカラースペースです。

Illustrator側がAdobe RGBになっていると、同じ色コードでも見た目が変わる原因になります。

「なんか色が違う…」と感じたときは、まずカラースペースの設定を確認してみてください。

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