静的サイト向けの簡易お知らせ機能を制作しました

静的サイトでも、「休業日のお知らせ」や「営業時間変更」など、簡単な更新機能だけ追加したいというケースは少なくありません。
このような場合、WordPressを導入する方法が一般的ですが、更新内容によっては機能が多すぎることもあります。
そこで今回は、「静的サイトのまま、お知らせだけを更新できる仕組み」をテーマに、Googleスプレッドシートを利用した簡易お知らせ機能を制作しました。
デモサイト
実際の動作は、以下のサンプルサイトからご覧いただけます。

管理画面(閲覧専用)
更新画面として利用しているGoogleスプレッドシートです。

制作した背景
最近関わった案件で、静的サイト内にCGIを使ったブログが設置されているケースがありました。
WordPressが普及する前にはよく見られた構成ですが、古いCGIはセキュリティ面で不安があるため、ブログ部分をWordPressへ移行する対応となりました。
ただ、そのサイトで更新されていた内容は、夏季休業や年末年始の営業案内など、年に数回のお知らせが中心でした。
この案件を通じて、
「お知らせだけ更新したい場合でも、本当にWordPressが最適なのだろうか。」
という疑問を持ったことが、この制作のきっかけです。
制作したシステム
今回制作したのは、Googleスプレッドシートを管理画面として利用する簡易お知らせ機能です。
サンプルとして架空のクリニックサイトを制作し、お知らせ欄のみGoogleスプレッドシートから取得したデータを表示する構成にしました。
表示する内容は、
- 日付
- タイトル
- 本文
の3項目です。
表示件数は最新5件までとし、本文は全文表示する仕様にしています。
Googleスプレッドシートに記載したお知らせ

ホームページに表示されたお知らせ

なぜGoogleスプレッドシートを選んだのか
今回の仕組みでは、更新画面としてGoogleスプレッドシートを採用しました。
理由は、多くの人が一度は使ったことがあり、特別な操作を覚えなくても更新できると考えたからです。
WordPressは非常に便利なCMSですが、記事の投稿方法や画像の登録方法など、管理画面の使い方を覚える必要があります。
一方で、Googleスプレッドシートであれば、普段からExcelやスプレッドシートを利用している方なら直感的に操作できます。
このようなサイトでは、「誰でも簡単に更新できること」が重要だと考えました。
この仕組みのメリット
- 担当者が簡単に入力・更新できる
- WordPressの操作を覚える必要がない
- 普段パソコン操作に慣れていない方でも扱いやすい
- 担当者が変わっても引き継ぎしやすい
- Googleアカウントがあれば、どこからでも更新できる
このようなWebサイトに向いています
この仕組みは、頻繁にブログ記事を投稿するサイトではなく、「お知らせだけ更新したい」Webサイトに向いています。
例えば、
- クリニック
- 歯科医院
- 整骨院
- 小規模店舗
- 工務店
- 士業事務所
- 学習塾・教室
- 地域施設
- 中小企業のコーポレートサイト
などです。
夏季休業や年末年始の営業案内、営業時間変更など、更新頻度が少ないサイトでは、シンプルな運用方法の方が管理しやすいケースもあります。
WordPressとの使い分け
今回制作した仕組みは、WordPressの代わりになるものではありません。
WordPressは、ブログ記事の投稿、カテゴリ管理、検索機能、複数ユーザー管理など、多くの機能を備えたCMSです。
一方、この仕組みは、
「お知らせだけ更新できれば十分」
という用途に特化しています。
更新頻度や必要な機能に合わせて、適切な仕組みを選ぶことが大切だと考えています。
技術構成
今回の制作では、以下の技術を使用しました。
- HTML
- CSS
- JavaScript
- Googleスプレッドシート
まとめ
更新機能を追加する方法として、WordPressは非常に優れた選択肢です。
一方で、更新内容や更新頻度によっては、必ずしもWordPressほど多機能なCMSが必要とは限りません。
今回制作した仕組みは、「静的サイトのまま、お知らせだけ更新したい」というケースを想定して試作したものです。
更新方法は一つではありません。Webサイトの運用方法に合わせて最適な仕組みを選ぶことで、更新担当者の負担を減らし、保守性を高めることもできます。
市川ウェブデザインでは、ツールありきではなく、お客様の運用に合わせたWebサイトの仕組みをご提案できるよう、今後もさまざまな制作・検証を続けていきます。